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大人の遠足 in 奈良・京都《後編》

2024.10.26

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こんにちは。
生八つ橋は『西尾』派の花島です。

前夜の悪夢を払拭し、2日目は京都観光です。
今回は碁盤目状の中心部から離れ、朝一で向かったのは鞍馬エリア。

叡山電鉄「鞍馬駅」には、観光客を出迎える大きく長い鼻が特徴的な大天狗像があります。
実は、2017年の大雪の際に鼻を負傷した初代大天狗は2019年10月に引退、現在は2代目で、再び立派な鼻を誇るように鎮座しております。
鞍馬観光の始まりを出迎えてくれる「大天狗」。
京都最強のパワースポットとして名高い鞍馬で最初のフォトジェニックスポット。

千二百余年の歴史をも『鞍馬寺』は、かの歴史上に名高い源義経が、牛若丸として幼少時代を過ごした地として知られており、
天狗が住むパワースポットの霊山であり、『源氏物語』若紫巻の「北山寺」です。

本殿である金堂では、千手観音菩薩・毘沙門天王・護法魔王尊が祀られています。
御本尊自体は普段は拝観することはできず、60年に1度、丙寅の年に開扉されます。

金堂前にある石床は鞍馬寺でも随一のパワースポットとされる「金剛床」。
なんでも、両手を広げて空を仰ぎその中心に立つと、宇宙と一体化して願いが叶うんだとか。

鞍馬寺の狛犬は狛犬ではなく『虎』。
虎は御本尊の一尊でもある毘沙門天のお使いである神獣といわれ、毘沙門天ご出現が、虎の月・虎の日・虎の刻であったことから、鞍馬山では特に大切にされているそうです。

こちらでも御朱印をいただきました。


 今回の旅で最後に参拝したのは『貴船神社』。

地域名の貴船「きぶね」とは違い、水神であることから濁らず「きふね」と発音します。
「きふね」は古くから気の生ずる根源として「氣生根」と記され、御神気に触れることで気が満ちるとされてきました。

貴船神社の創建を明記するものは残っておらず、創建の年代は不詳です。
天武天皇白鳳六年(約一三〇〇年前)には、すでに御社殿造替が行われたとの社伝が存在することから、創建は極めて古いと考えられます。

貴船神社は万物の命の源である水の神を祀る、全国二千社を数える水神の総本宮。

なので貴船神社のおみくじは『水占みくじ』。
何も書かれていないおみくじを購入し、『御神水』と呼ばれる池に浮かべると・・・

文字が現れます。

古来より歴代天皇は干ばつの時には黒馬を、長雨には白馬を奉納して祈願をしていたといい、後に生きた馬に替えて、馬形の板に着色した「板立馬」を奉納したと伝えられています。
これが現在の絵馬の原形となったため、貴船神社が「絵馬発祥の社」といわれています。

貴船神社の参拝は三社詣といい、貴船山の麓にある本宮、結社、奥宮の3ヵ所を順にお参りします。

本宮先にある結社は、縁結びの神様「磐長姫命(いわながひめのみこと)」を祀る恋愛のパワースポット。
平安時代の女流歌人「和泉式部」が夫の心変わりに思い悩んだ際に参拝し、祈りが通じて以来「恋の宮」と称されています。 

奥宮とは、貴船神社創建の地であり、かつてはこの奥宮が本宮でした。現在の本宮から15分ほど歩いた場所にあります。

本殿の真下には「龍穴(りゅうけつ)」という大きな穴が空いています。龍穴は人目を忌むべき神聖なものから、誰も見ることが許されていません。

これから紅葉シーズンを迎える古都に、お出掛けになってみてはいかがでしょうか。

 

 

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