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土用の丑の日

2024.08.30

春夏秋冬

こんにちは。
昨日から台風10号の影響でこのあたりでも豪雨被害が発生していますが、皆さまのお宅は大丈夫でしょうか?
連日の酷暑でバテ気味の花島です。

先日、あえて土用の丑の日は混雑するので我慢して、関係のない日に夏バテ対策に、あたまに『う』が付くものを食べに行きました。

今回訪れたのは、町田駅から徒歩圏内の鰻屋『三右エ門』。

ランチタイムに

「うな重 上」と

「うなぎの白焼き御膳」を食べてきました。


そもそもなぜ『土用の丑の日』に「うなぎ」を食べるのか?

昔ながらの土用の風習では、夏の土用期間の丑の日に「う」のつく食べ物や黒い食べ物などを食べて精気を養い、無病息災を祈願していました。
「土」と「丑」から連想する黒い食べ物として、黒豆、黒ゴマ、ゴボウ、ナスなどの野菜や、ドジョウ、鱧、鯉、鮒、黒鯛、サザエ、しじみなど。
あたまに「う」がつくうどん、梅干し、瓜、馬肉や牛肉などを食べると良いとも言われています。

「土用」とは、日本の暦で季節が変わる目安となる日を指す「雑節(ざっせつ)」の一つで、立春・立夏・立秋・立冬の前のおよそ18日間を指すそうで、そのため1年に4回の土用がありますが、今日では「土用」といえば、立秋前の「夏の土用」のイメージが強いですよね。

「丑の日」とは、十二支の「丑」にあたる日で、昔は、子・丑・寅……と日にちを十二支で数えていたので、土用の期間中の丑の日を「土用の丑の日」と呼んでいました。
十二支で12日周期のため、18日間の土用の間に丑の日が2回巡ってくることもあり、今年は2回目の丑の日(二の丑)がある年廻りです。

うなぎにはビタミンA群とB群が豊富に含まれ、疲労回復効果や食欲増進効果があるため、夏を乗り切るために食べられるようになりました。
今で言う「夏バテ防止」ですね。

『万葉集』には大伴家持が「石麻呂に われ物申す 夏痩に良しといふ物そ 鰻取り食せ」と詠われています。
1200年以上前の奈良時代には、すでに夏バテにうなぎが効くといわれていたようですね。

さらに江戸時代には「土用の丑の日」にうなぎを食べることが一般的になっていて、当時は天然物のうなぎが多く、旬が冬だったため、夏にはうなぎが売れなかったそうです。
そんなうなぎ屋の店先に、発明家で万能学者の平賀源内が「本日土用丑の日」と看板をかかげ、繁盛させたとか。

来週からはもう9月。
まだまだ残暑が厳しい日が続きますが、お口直しに冷たいモノでも食べてクールダウンしていきましょうね。

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