飯豊山 ~2日目~
2023.09.12
hobby
こんにちは。
飯豊山の最寄り駅である山都駅は、地方の無人駅で交通系ICカードが使えないにも関わらず、乗車駅でSuicaで入場してしまい下車する直前に気付き焦った花島です。
今回は飯豊山の2日目の様子をお届けします。
前日の夜は消灯時間が19時と、一般的な山小屋よりも早かったのですぐには寝付けず、星でも眺めようと外に出て空を見上げても一面ガスっていて見れず、寝床で横になり寝落ちするまでイヤホンで音楽をずっと聞いてました。
切合小屋はぎゅうぎゅうに詰めると定員が100名だそうですが、前日に電話で確認してみると、この日は台湾からの団体客もいるため60名ほど。
普段より混雑しているので窮屈だと言われていた割には、左隣りの男性とは50㎝程度、右隣りは女性だったので2m程度離れていたので、わたしのまわりは充分なスペースを確保でき快適でした。
コロナ禍後の山小屋では、以前のように布団を貸し出してくれる小屋もあれば、布団は貸してくれるがインナーシュラフやインナーシーツは持参、もしくはここの切合小屋のように、寝具の貸し出しはないので、マットとシュラフは持参などさまざまです。
またこの時期、小屋泊だから寒くないだろうとみくびって、インナーシュラフだけで夜を明かそうとする登山者が前日にいたらしく、昨夜は夜中にかなり冷え込んで、その方は寒さに耐えられず、荷物をまとめて真夜中から歩きだしたそうです。
真夏であろうと標高の高い山小屋は、気温が1ケタまで下がることもあるので防寒着は必携です。
いつものように3時頃に外に出てみると、ガスは晴れて無数の星空が広がってました。
切合小屋の朝食は5時。
いたってシンプルなTKG(卵かけご飯)でした。
この日の朝は雲が多く、残念ながら御来光は拝めず、
朝食後、身支度を整えて出発。
2日目の行程は、飯豊山に登ってからピストンで来た道を川入まで下ります。
標準コースタイムは10時間30分。
山頂までは切合小屋から2時間40分です。
途中、草履塚
岩稜帯の御秘所
御前坂を登って行くと
本山小屋のテント場が現れ
本山小屋に到着。
本山小屋にも宿泊できますが、食事の提供がないので素泊りになります。
隣りには飯豊山神社の建物があり、中で参拝させていただき、御朱印も頂戴しました。
本山小屋から山頂までは緩やかな登り道を進んで行くと
ついに標高2,105.1m、77座目の『飯豊山』に登頂しました!
お決まりの三角点タッチ。
山頂で休憩いると、人懐こいトンボが手の甲にとまってきました。
山頂からの眺め。
しばらく休憩してから下山開始。
本山小屋まで下るとガスが湧き上がってきて、瞬く間に真っ白に。
スタートが30分遅かったら山頂での絶景は見れなかったです。
一気に登山口の川入まで下ったものの、1日2便しかないバスの出発時刻までは3時間待ち。
バス停のまわりにはお店など何もない。
ここでただ3時間も待っているのは退屈だし・・・。
と考えていると、あることに気付きました。
みんべぇ号は山都駅から川入までの直行便ではなく、途中の『いいでの湯』という宿泊&入浴施設に停車したのを思い出し、川入からいいでの湯までの徒歩時間をGoogleで検索してみました。
私の足だと1時間で着けるとして、バスの発車時刻まで2時間。
温泉に浸かって食事しても充分間に合うと踏み、いいでの湯を目指し車道をテクテク歩くことに。
私の脇を何台か素通りしていく中、突然、青のハスラーが停車。
中から美人のお姉さんが『乗って行きますか?』と声をかけてくれたので、ご厚意に甘えることに。
お姉さんは飯豊山からさらに3時間先にある、飯豊連峰の最高峰、大日山まで歩いてたそうで、かなりの健脚者でした。
数日後にはまとまった休みが取れたので、北海道の東にある3つの百名山、阿寒岳、斜里岳、羅臼岳に行くと話してました。
私も2017年のお盆休みに熊スプレーを装備して登りましたが、ヒグマの生息地なのでクマさんに会わないことを祈ってます。
ご安全に!
山の話をしているうちに5分ほどでいいでの湯に到着。
汗を流し、ゆったり温泉に浸かった後は、お待ちかねのランチタイム!
この中からチョイスしたのは
ミニソースかつ丼セット!
お腹も満たされバスが来るまでしばしまったりタイム。
2便のバスに乗車すると、中には3名の先客がいて、後部席には行きのバスで同乗した奈良のお兄さんがいて、「なんでココにいるんですか?」と。
時間があったからここまで歩いてきたと話すと、彼は驚きつつ自分は川にジャボンしたと言ってました。
今回は残暑の陽射しが厳しかったので、ド快晴ではなくて雲が直射日光を遮ってくれて大助かりだった山行でした。
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