BLOG

ブログ

HOME

ブログ

ブログ詳細

鳥海山

2023.08.29

hobby

こんにちは。
今年は『山の日』に、ちゃんと休みを取れた花島です。

コロナ禍後、制限のないお盆休みという事で、遠出された方も多かったと思いますが、私は台風7号の影響がない山を求めて、11日に秋田に向かいました。
前日ギリギリまで山天気予報とにらめっこして決めたものの、なんと直前で雨予報に。
今から登山バスをキャンセルしても、かなりの額のキャンセル料を取られてしまうので、予報が変わることを願って行くことに。

深夜に竹橋を出発して、翌日の早朝に秋田県にかほ市の鉾立に到着。
途中、雨が降る気配はなかったのですが、鉾立に着くとシトシトと降り出し、予報通りの残念なスタートとなりました。

今回登る山は日本百名山の『鳥海山』。

鳥海山は秋田と山形の県境に位置し、標高2,236mの東北地方第2位の高峰である。裾野を広げる秀麗な山容から、「出羽富士」とも称され中央火口丘の新山をはじめ、行者岳、七高山など多くの寄生火山をもつ複式火山で、過去幾度となく起こった噴火により変化に富んだ地形ができあがったそうです。

標準コースタイムは8時間30分。
シトシト降る小雨の登山は嫌いじゃないですが、登るにつれ徐々に雨・風とも強まり、稜線では体が持っていかれる台風並みの強風に煽られ、修行山行となりました。
象潟口コースをグングン進んで行き、途中、外輪山・千蛇谷分岐で時計回りの千蛇谷コースに進む予定でしたが、左側から猛烈な風が吹き荒れていたので、急遽外輪山コース経由で山頂を目指します。

最後は山頂直下の岩稜を這い上がり、ついに76座目の『鳥海山(新山)』に登頂。
山頂は狭い岩の上で、ガスで眺望もないので写真だけ撮り、そそくさと退散。

山頂からちょっと下った所に山小屋があり、¥500で休憩所を利用できたのですが、レインウェアを脱ぎ着するのが面倒だったので、昼食も食べずに一気に鉾立に下りました。
ガスで視界もほぼないなか歩いてて感じたことは、こんなにずっと花畑が続いてる山を見た記憶がないくらい沢山の花々が咲いてました。
晴れていれば日本海も間近に見ることができる大パノラマ、百名山完登者が一番良かった山に鳥海山を挙げる方が結構多いそうです。

下山後にビジターセンターで昼食を食べながらスマホをいじっていると、なんだか調子が悪い。
通話もできず、LINEも送れず、電源も落ちてしまう。

行動中、写真やGPSで位置情報を確認する以外はレインウェアのポケットに入れていたのですが、どうやら水没してしまったようです。
結局、翌日にスマホを買い替える羽目になってしまい、登山バスのキャンセル料の10倍ほどの手痛い出費となりました。

オマケに今回の山行中の写真データはクラウドに保存されず復旧できなかったので、今回は画像無しの寂しいブログに。
登頂の記録として残ったのは、大物忌神社山頂御本殿の御朱印と、ヤマスタという山のスタンプラリーのようなアプリ上の登頂スタンプだけでした。

このヤマスタのスタンプは、GPSで現在地を確認し、本当に山頂付近からチェックインしないと、スタンプが押印されないようになってます。


お盆休み中、登山系YouTuberの方々の晴れた日の鳥海山の動画をひたすら見まくり、私の記憶をすり替えてみました。

今までも荒天で再度登りたい百名山はいくつかありますが、その中でも鳥海山は早々に必ずリベンジしたい山の筆頭となりました。

PDFを開く