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ゴールデンウィーク

2023.05.09

hobby

こんにちは。
最近週末に限って雨つづきで、山をちょっとおさぼり気味だった花島です。

皆さまゴールデンウィークは、コロナ禍の行動制限から解放され、最終日の日曜日以外は天気も良かったので、どこかへお出掛けになった方も多かったのではないでしょうか?
弊社はGW中も絶賛営業中だったのですが、急遽連休をいただけたので、昨年まったく行けなかったテント泊をしようと思い、慌てて計画をたてました。

GWは八ヶ岳や南・北アルプスなどの山々にはまだ残雪があるため、いろんな登山者の山行記録をチェックして雪のない山をチョイス。
今回は奥秩父に位置する『瑞牆山』と『金峰山』にしました。

とは言ってもGW真っ只中で、特急電車の指定席はもちろん満席。
特急なら八王子から1時間で着くのですが、各駅停車だと2時間。
しかも各駅停車しか停まらない駅はホームが短いため、電車は6両編成と短く、特急を手配できなかったであろう乗客で溢れかえり、車内は通勤ラッシュ並みのすし詰め状態でした。

登山口行きの駅のバス停にも登山者の長蛇の列。
とても乗り切れる人数ではないので臨時便が追加で2台出ました。

韮崎駅からバスに揺られて1時間20分ほどで登山口のみずがき山荘に到着。

登山口の駐車場に入れない車で、車道には縦列駐車の車がドワァ〜っと連なってました。
当初の予定では登山口の瑞牆山荘でのんびりランチをしてから登り始めようと思ってましたが、これだけ登山者が多いとテント場の場所取りが心配になって、本日の宿泊地の富士見平小屋へいち早く向かうことにしました。

みずがき山荘から富士見平小屋へは標準コースタイムで50分。

今回は富士見平小屋のテント場に荷物を置き、サブザックで身軽に百名山2座を登破します。

普段はまだ未登破の百名山を優先するのですが、今回はとりあえず予約なしで1泊2日でテント泊できる山という条件付き。
実に瑞牆山も金峰山も9年ぶりに訪れました。

ここ数年のコロナ禍で山を取り巻く環境も様変わりし、ハイシーズンには1枚の布団に3人で寝るほどぎゅうぎゅうに押し込まれていた山小屋も、ソーシャルディスタンスで人数制限アリの完全予約制になったり、場所によってはテント場も事前に予約しないとテントを張れないようになりました。
なので宿泊を伴う山行は、事前に手配できれば以前よりも快適に過ごせますが、直前にならないと予定をたてづらい私にとっては行きづらくなりました。

スタートしてからてくてく歩を進め



順調に富士見平小屋に到着。

テントの受付を済ませて場所探し。



まだ空きスペースは充分あったので、無事に設営してからお楽しみのランチタイム。
山小屋経営も厳しい状況にある所が少なくないので、できるだけ山小屋や周辺の地域でお金を落とすようにしています。

初日のランチは富士見平小屋の『鹿ソーセージ入りビーフカレー』

山で食べるカレーは格別のウマさです。
小腹を満たしひと休みしてから、必要最小限のモノだけ持っていよいよ瑞牆山へ出発。

標準コースタイムは2時間。

30分程度はなだらかな道が続きますが、突然目の前に巨岩が出現。

『桃太郎岩』です。
真っ二つに割れた岩が、桃太郎が生まれた桃に似ていることが由来だとか。
瑞牆山・金峰山一帯は奇岩や巨岩の宝庫なのです。



 ここからは一気に標高を上げていくので、クサリ場など急登が続きます。



ついに標高2230mの瑞牆山山頂に到着。

みずがきとは、神社の周囲に巡らす垣根のことで、もともとは「瑞垣」とも「瑞塁」とも書き、近くの金峰山と同様に古くから甲州修験道の中心として登拝されていました。

360度視界が開け、富士山をはじめ数々の山々が広がり、壮大な絶景を堪能できます。



天気も良く暖かかったこともあり、山頂に1時間半ほど滞在して下山。
下山後は富士見平小屋で、おやつに自家製ドライフルーツパンと湧水かき氷(白桃)を購入。



糖分補給で疲れも一瞬で吹き飛びます。
夕方まで小屋の外のテーブルでまったり時間を過ごし、テントへ戻り夕食の支度。

本日の夕食は賞味期限切れの食材たち。
昨年テント泊に行けず、そのまま眠っていたアルファ米やフリーズドライの在庫処分です。



こんなに食べたら持参したお菓子も食べられないほどの満腹感。
山の消灯時間は早く、20時に就寝しようとしてもなかなか寝付けません。
翌朝は4時に起床して5時に出発予定です。

2日目につづく。

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